Facebookに追加された新機能

 
米Facebookが今回発表・追加した新機能は以下の４つ。
 
■「Live Location」機能
「Messenger」アプリに追加された、お互いがいまどこにいるかわからないユーザー同士の位置情報を共有するための機能となります。ただ現在位置を知らせるだけでなく、移動中でもリアルタイムにその軌跡を知らせることができるというもの。ちなみにこの機能は1時間だけONになりますが、「シェアを停止」をタップすればいつでも停止できます。
待ち合わせなどにはもってこいの機能ですね。

■「エフェクト」機能
カメラアイコンをタップするとアプリ内カメラが起動し、様々なエフェクトやマスク、フィルターで加工した写真や動画を撮影できる機能です。サードパーティーとの提携で、様々なマスクも提供されるそうです。

■「ストーリー」機能
複数の写真や動画をまとめて投稿し、24時間後に消滅する機能です。ストーリーは専用コーナーのみでの表示ですが、ニュースフィード上に表示させることも可能です。
これは現在Instagramでも提供中の機能でもあります。

■「Direct」機能
Directは、友達全員にではなく、相手を選んでストーリーを共有する機能です。
Directのコンテンツも、つけたコメントも24時間後に消滅します。

以上が新たに追加された機能となりますが、そのほとんどがログを残さないという方向性に特化したものです。
 
『Facebookの「Messenger」でもリアルタイムの居場所をシェア可能に』
（出典：2017/3/28　CNET Japan記事より）

『FacebookのメインアプリにもSnapchat似の機能追加　ストーリー／フィルター付きカメラ／「Direct」』
（出典：2017/3/29　ITmedia記事より）
 

なぜ一定時間で消えるコンテンツ

 
消えるコンテンツの魁でもある「Snapchat」は、若者を中心に多くの支持を受けています。
なぜ若者にうけが良いのでしょうか。それは、いまのSNSが抱える問題も関係がありそうです。
 
Snapchat
https://www.snapchat.com/l/ja-jp/
 
Facebookにテキストや写真を投稿すると当然残ります。おのずと、いいねやコメントなどの反応が。
しかしその一方で、誹謗中傷といったネガティブな反応もあり、それが社会問題となっているのも事実です。あえてログを残さないという考え・サービスにいち早く若者が反応しているのかもしれません。個人情報のセキュリティ面でも有効な部分もあります。
 
インターネットのメリットである情報の共有化、そこにはあらゆる情報を「知る権利」というものが存在します。反面、ネット世界では削除されない限りネガティブな情報でさえも未来永劫残ってしまいます。そのようなことから昨今「忘れられる権利」という言葉も生まれ、さまざまな議論を巻き起こしました。

今後ネットの世界も、そういった両局面から本気で取り組んでいかなければならない時期に来ているのでしょう。
 

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