【3月第4週】より賢く、より自然に!最新翻訳サービス
インターネットの普及で世界中の様々な情報を閲覧できる現在、まして最近は英語のみの情報しか提供されていないサービスもしばしば。そんなグローバルな環境になりつつあるなかで役立つのが翻訳アプリ・サービスです。最近ではより進化した翻訳サービスが登場しています。
最新翻訳サービス
【Google翻訳】
皆さん一度は使ったことはあるであろう「Google翻訳」。Googleはこの度、発話された内容をほぼリアルタイムで翻訳して文字にする機能を「Google翻訳」に追加すると発表しました。人工知能(AI)を活用するこの新機能で、同機能を支えている機械学習(ML)技術は、Googleが過去にAndroidの「音声文字変換(Live Transcribe)」というアクセシビリティー機能で培ってきた成果をベースにしています。
今回、英語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、タイ語の8言語を対象に、「Android」搭載端末向けに今後数日かけて提供していく予定です。
【DeepL翻訳】
独スタートアップのDeepLが提供している機械翻訳サービス「DeepL翻訳」がこのほど、日本語と中国語に対応しました。ディープラーニングを活用した機械翻訳サービスで、これまで英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語に対応していましたが、今回日本語と中国語が追加となっています。
このDeepLは、ニューラルネットワークの学習に5.1ペタフロップスの演算性能を持つスーパーコンピュータを使用し、1秒以内に100万語を翻訳できるとしています。これを支えているのは、同社が提供する翻訳検索エンジン「Linguee」で収集した10億件以上の訳文を学習データとして活用しているといいます。本サービスには、プロの翻訳者などに向けた、文字数制限がなくDeepLのAPIなどを使える有料サービス「DeepL Pro」も提供しています。
DeepL翻訳の実力とは
先にご紹介したDeepL翻訳ですが、ネット上では自然な訳文に翻訳してくれると評判になっています。今回「Google翻訳」および「DeepL翻訳」を使って同一英文を日本語翻訳して比較してみました。
今回使用した例文は故スティーブ・ジョブズ氏の名言です。これは、2005年にスタンフォード大学での学位授与式で、卒業生に送られたスピーチの中の一説です。春の卒業シーズンに向けて選定してみました。
【原文】
You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
【Google翻訳(日本語訳)】
ドットをつなげることはできません。 後ろ向きに接続することしかできません。 したがって、ドットが将来的に何らかの形で接続されることを信頼する必要があります。
【DeepL翻訳(日本語訳)】
前を向いて点と点を結ぶことはできず、後ろを向いて点と点を結ぶことしかできません。だから、自分の未来では点と点がなんとかつながっていると信じるしかないのです。
いかがでしょうか、若干の手直しは必要ですが「DeepL翻訳」のほうが言葉の選び方や組み立てがかなり自然な感じになっていることがわかります。今後学習データが充実していくことでより自然な日本語訳文になり、外国語の勉強はもちろん、仕事にも活用できるかもしれませんね。
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