【3月第3週】Teams, Slack…ビジネスチャットツールの最新動向
連絡手段や業務に関するコミュニケーションとして利用される「ビジネスチャットツール」。
近頃ではこのビジネスチャットツールの普及が広がっています。導入すれば、メッセージはメールのように1件ずつ開く手間はありませんし、FacebookやLINEのような個人利用アカウントで仕事の連絡を送り合うこともありません。今回のITサポート日誌では複数あるビジネスチャットツールをご紹介いたします。
50万社が利用するビジネスチャットツール「Teams」
ビジネスチャットツールとはビジネス上のコミュニケーションを想定されたツールやサービスの総称です。
複数人が参加し業務連絡、社内広報、またはオンライン通話のミーティングなどを実施することができます。またツール内でグループを細分化することができるため、プロジェクト単位・カテゴリー単位で区切るなどして必要なメンバーをグループに招待してその内容に沿った議論を進められます。
また、業務上重要となるセキュリティ保護に対応していたり、誤送信をしてもメッセージを編集できたりするなど様々な面からビジネスでの重大なトラブルを回避できるのが特徴です。
先日発表されたニュースによると、Microsoftのビジネスチャットツール「Teams」の利用組織は50万社を超えることがわかりました。そのうち150社は1万人以上のユーザーがいるため、実際のユーザー数は150万人を大幅に超えるとしています。
「Teams」が正式版をリリースしたのは2017年3月。この短期間での成長率は目覚しいものがあります。Microsoft office365は1億5,500万のユーザーが利用しており、今後はそのユーザーもTeamsも利用できるように包括的なサービス設計とアプローチを行う予定です。
Microsoft、「Slack」対抗「Teams」利用組織が50万社以上に
(出典:2019年3月20日 ITmedia記事より)
操作性を重視した「Slack」などビジネスチャットツールは様々
他にも代表的なビジネスチャットツールとしては「Slack」が挙げられます。
Slackは2014年2月に正式リリース、創業者はスチュワート・バターフィールドというカナダの起業家で、画像共有サイトFlickerを作った人物でもあります。
Slackにおける現在のアクティブユーザー(daily active users, DAU)数は1000万を超え、その半数がアメリカ以外でのユーザーだそう。もともとエンジニアのコミュニケーションツールとして生まれたことからシンプルな操作性と洗練されたデザインが特徴ですが、MicrosoftのTeams含め他社のプロダクトはツール上での多機能性を重視しているので、各社におけるビジネスチャットツールのユーザー拡大競争には引き続き注目したいですね。
その他にもChatWork、kintone、LINE WORKSなどがあります。とりわけ今注目されているのはFacebookの業務ツール「workplace」。3万社がこのツールを通じてチーム連携を実現しているそうです。
多くのビジネスチャットツールが最初はお試し版として無料で利用できます。組織のシステム管理者の方は複数ツールの操作感を試してから導入を検討しても良いかもしれません。
ビジネスチャットのSlack、 さらに4億ドルを調達中――ポストマネーは70億ドル以上か
(出典:2018年8月9日 TecbCrunch記事より)
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