ネットトラブル最新情報/国民生活センター
独立行政法人国民生活センターには、日々様々な消費者様からの相談が寄せられています。そのなかでもネットにまつわるトラブルは非常に多い問題です。最新のネットトラブル事例をご紹介します。
ネット通販トラブル
独立行政法人国民生活センターでは、ダイエットサプリなどのネット通販トラブルに対して注意を促す情報を発表しました。SNSの広告を見てお試しのつもりでダイエットサプリなどを注文したところ、購入回数の条件があるコースになっていたなど、通信販売での「定期購入」に関する相談が寄せられているとの内容です。
こうしたトラブルは中高年にかかわらず、10代、20代も多く見られています。具体事例として、ある20代の相談者は、SNSの広告からアクセスしたウェブサイトでダイエットサプリを購入。購入時の画面は保存していないが、いつでも解約できると書いてあったといいます。お試しで1袋だけ注文したつもりが、初回の商品が届いた後も、さらに2回目の商品も届いたといいます。事業者に電話で解約を申し出たところ「6回の購入が条件のコース」と言われ、しかも2回目の商品には約1万円の請求書が入っており、3回目以降はさらに金額が上がっていくとのことです。
このようなトラブルを防止するポイントとして、同センターでは必ず「最終確認画面」で、定期購入が条件となっていないか、2回目以降の分量や代金などの販売条件を確認するよう呼びかけています。また、「最終確認画面」を含め、契約条件が記載されている画面は必ずスクリーンショットで保存しましょう。
少しでも不安に思った場合には早めに消費生活センター等に相談しましょう。
相談窓口:消費者ホットライン「188(いやや!)」番
『【10代20代も注意!】お試しネット通販トラブル』
(出典:2024年3月12日 国民生活センターより)
オンラインゲーム課金トラブル
同センターでは、子どもが無断でオンラインゲームに課金してしまったという保護者からの相談が多く寄せられているとして注意を呼びかけています。
契約当事者が小中高生のオンラインゲームに関する2022年度の相談件数は4,024件で、契約購入金額の平均は約33万円と高額になっています。特に、スマートフォンやタブレット端末での小学生・中学生の無断課金に関する相談が目立っているといいます。紹介されている事例はいずれも、親が注意していたにもかかわらず、子どもにスマートフォンを使用させて課金してしまったというものです。
こうしたことから同センターでは、保護者へのアドバイスとして、次のことを呼び掛けています。
■保護者のスマホで遊ばせる場合は、保護者のアカウント(AppleやGoogle)は必ずログオフする
■子どもにスマートフォンを与える場合は、子ども専用のアカウントを作成したうえで、ペアレンタルコントロールを利用して保護者が管理し、課金を承認制にする
■アカウントの決済とキャリア決済のそれずれに決済時の承認を(パスワード、指紋、顔認証など)を設定する、パスワードは子どもが類推できない文字列で設定する
■クレジットカードの保管場所に注意する
■キャリア決済は必要に応じ上限額を低くする
■日頃から決済完了メールや明細を確認する
また、子どもが遊ぶゲームの課金の仕組みを一緒に確認したり、オンラインゲームの確認についてルールを決めたりするなど、子ども自身が考えてゲームと付き合えるようにしていくことも重要だとしています。なお民法では、未成年者が保護者の同意なく契約した場合は取り消すことができます。ただし、子どもが保護者のアカウントでログインしたスマホで課金した場合は、アカウントの所有者である保護者が決済を行ったとみなされる場合もあるんで注意が必要です。
少しでも不安に思った場合には早めに消費生活センター等に相談しましょう。
相談窓口:消費者ホットライン「188(いやや!)」番
『子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!』
(出典:2024年3月13日 国民生活センターより)
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