スマートフォン決済サービスの拡大と注意点
世界中で急速に普及しているスマートフォン決済サービス。現金やカード決済を行わずにスマートフォンのモバイル決済アプリだけで完結できるという手軽さから益々の利用拡大が予想されています。
日本におけるスマホ決済利用動向
MMDLaboが運営するMMD研究所は、18歳〜69歳の男女2万5000人を対象に、1月27日〜1月31日にかけて「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第1弾」を実施しました。
普段の支払い方法(複数回答可)についての質問に対して、トップは「現金」が85.6%、次いで「クレジットカード」が70.8%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」が49.8%でした。2022年1月に比べて最も増加した支払い方法は「スマホ決済」で6.2ポイント増加し、最も減少した支払い方法は「カード型の交通系以外の電子マネー」で1.7ポイント減少となっています。
スマホ決済サービスを現在利用していると回答した1万5653人において、1サービスのみ利用していると回答した人は37.4%、複数のサービスを利用していると回答した人は62.6%。また、スマホ決済サービスを現在複数利用していると回答した9802人の利用個数は、2個が40.3%、3個が24.0%となった。スマホ決済サービス現在利用者全体の平均利用個数は、2.7個でした。
現在利用しているスマホ決済サービス(複数回答可)では、トップは「PayPay」で41.2%、「楽天ペイ」が19.4%、「d払い」が18.8%となっています。ちなみに、QRコード決済サービスでみるとトップは「PayPay」、次いで「d払い」の順。スマホ非接触決済サービスでみるとトップは「モバイルSuica」、次いで「Visaのタッチ決済」となっています。
『スマートフォン決済利用動向調査第1弾』
(出典:2023年2月21日 MMD研究所調査データより)
スマホ決済のメリット・デメリット
このように、スマホ決済サービスの利用者は日本国内においても増加傾向にあります。これらのサービスは、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、飲食店などでも利用が可能で、現金やクレジットカードよりも手軽に支払いができることが魅力です。ただし、便利な反面、当然デメリットもありますので、そこを理解した上でのしっかりとした使い分けも必要です。
【メリット】
・スマホ決済アプリをインストールし、クレジットカード情報を登録するだけで、簡単に支払いができる。
・現金やカードを持ち歩かずに支払いができるため、手軽に利用できる。
・クレジットカード情報を暗号化して送信するため、盗聴されるリスクが少ない。
・ポイントが貯まる場合があるので、ポイント還元率が高いアプリを選ぶとお得。
【デメリット】
・対応店舗が限られるため、利用できる場所が限定される
・インターネット接続が必要であるため、携帯電話の電波状況によっては支払いができない場合がある。
・支払える金額が制限される場合がある。
・スマホ紛失時など不正利用されるリスクがある。
個人情報やクレジットカード情報がハッキングされる恐れのあるサービスであるので、今後さらに普及拡大するためにも、サービス提供企業はセキュリティ対策を徹底する必要です。
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