【3月第1週】ついにパッセンジャードローンの実用化も間近?
現在、ドローンはさまざまな分野で実用・研究がされ、課題は多いですが今後ますますの発展が期待されています。小型ドローンにおいては空撮をはじめ、既に各種点検業務や農業分野にまで実用かが進んでおります。そんな中、旅客分野においてもドローンの発展型である自立飛行型の旅客機活用が現実味を帯びてきています。
モノからヒトへ、ドローン輸送の展開
パッセンジャードローンと呼ばれる人を運ぶための自立飛行型航空機が話題となっています。ただここで、ドローンとは無人航空機のことであり、人が乗る段階でもはやドローンとは言えないのではという疑問が湧きます。日本の航空法においてはドローンとは以下の定義がなされています。
『航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)』
ですので、今回ご紹介するパッセンジャードローンと呼ばれるものは日本国内においては航空機という位置づけであるといえるでしょう。とはいえ、パイロットは搭乗せずに、遠隔操縦または自動飛行による旅客運搬が可能であることは、実現すれば大きな変革となるでしょう。
ここまできたパッセンジャードローン
こうした未来に先駆けて、この度AudiとAirbusがダッグを組み空飛ぶタクシーと電動シティーカーという1台2役のコンセプトカーをジュネーブ国際モーターショーで披露します。いずれも電動で完全な自律運転をするとのこと。
利用者はスマートフォンを使って配車を依頼し、屋外に出て、Audiのポッドをタクシーとして利用。渋滞に遭遇したら、Airbusからドローンを呼び出し、ポッドごと拾い上げて空中輸送してもらうという仕組みです。
『ドローンと合体して渋滞回避する自動運転タクシー、アウディとエアバスが披露へ』
(出典:2018年3月7日 CNET Japan記事より)
上記はあくまでもコンセプトモデルではありますが、既に人の空中輸送に関しては、より具現化された動きになっています。例えば中国のEhang社では、開発する「Ehang184」というパッセンジャードローンにおける、同社CEOも搭乗した有人飛行テスト動画を公開しています。すでにさまざまな環境下でのフライトテストを行い、機能や安全性と安定性があることを実証し、実用化に向けた次の段階へ進んでいるといえるでしょう。
『First Test Footage Revealed of EHANG 184 Manned Passenger Drone』
(出典:2018年2月6日 Ehang Company Newsより)
SF映画にあるような空中をクルマやドローンが飛び交う状況にはまだ遠いかもしれませんが、近い将来こういったドローンが当たり前に飛び交う光景を目の当たりにする日も近いかもしれませんね。
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