【2月第3週】実例を知り・体験することでサイバー犯罪被害防止を
サイバー犯罪は常に新しい技術や脆弱性を巧みに利用し、われわれのインターネット活用における脅威となっています。そうしたインターネット環境の中、万が一自分も被害にあうかもしれないという危機意識と、攻撃を目の当たりにしても冷静に対応する心構えも必要です。
スマホでの被害は7割近くに
総務省では通信利用動向調査を行っており、世帯・企業における各種ICTサービスの利用状況を「情報通信白書」として公開しています。
平成29年版の白書によると、世帯におけるインターネット利用における被害経験を聞いたところ、パソコン、携帯電話、スマートフォンいずれも「迷惑メール・架空請求メール受信」による被害経験が最も高く、特に携帯電話・スマートフォンにおいては「何らかの被害を受けた」と回答したうちのそれぞれ携帯電話が76.0%、スマートフォンはが69.2%と被害の大半を占めていることがわかります。
また、企業においては「何らかの被害を受けた」が50.1%と半数に及んでおり、その被害内容は、「ウイルス発見又は感染」が39.6%、次いで「標的型メールの送付」が25.9%となっています。特に「標的型メールの送付」は前年比で大幅に増加しており、今後も注意が必要です。
『安全なインターネットの利用に向けた課題』
(出典:平成29年版 総務省情報通信白書より)
実例を体験し怖さを実感
前述にもあるとおり、多くの方が何らかの被害を受けていることがわかりました。ただ、迷惑メールなどを受け取ったとしても、実際ほとんどの方は見向きもしないのではないでしょうか。以前は、おかしな日本語の言い回しであったり、いかにも怪しげというものが多かったのでそうそう実被害を被ることは少なかったように思えます。しかし、最近の傾向としては事前にキーロガーを仕組まれ、個人のメールの内容ややり取りや取引先情報を入手した上で、絶妙のタイミングでフィッシングメールを送ってくるといった計画的手法の攻撃も増えています。
トレンドマイクロでは、こうした実際の各種サイバー攻撃を体験し、手口を学べるサイトを立ち上げています。特にスマートフォン利用に特化し、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺、ランサムウェアの手口を本サイトを通じて学べるようになっているのが特徴です。
『スマホ利用における脅威 疑似体験』
(出典:トレンドマイクロより)
こういった疑似体験をしてみると、実際の怖さを実感しパニックにならずに済むでしょう。「自分は大丈夫」と思っている方も、いざ試してみるとその怖さを実感できるかもしれませんね。
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