【2月第2週】より良いユーザー体験実現に向けて ー 「Chrome」最新情報
インターネットでのWEBサイト閲覧において欠かせないアプリケーションであるブラウザ。そのなかで世界的にも圧倒的シェアを誇るのがGoogleの「Chrome」です。こうしたブラウザでのWEBサイト閲覧で注意すべきはやはりセキュリティや不正広告などの問題です。このほどGoogleではユーザーのWEB体験を改善すべく、広告における対策を発表しています。
「Chrome」における劣悪広告ブロック機能実装へ
米Googleは、2月15日のChromeブラウザのアップデートで、一定水準に達しない広告を自動的にブロックする対策を開始すると発表しました。
ここで言う一定水準というのは、2016年9月に設立したオンライン広告改善団体「The Coalition for Better Ads」が策定する広告基準「Better Ads Standard」を満たしているか否かになります。例えば、いきなり音が出る広告、10秒以上広告が表示されて先に進めない広告、モバイルで画面の30%以上を占める大きな広告などが該当します。
Googleではこうした広告を表示するWebサイトのオーナーに対し改善するよう通告し、通告から30日経っても改善しないWebサイトについては、すべての広告をブロックするとしています。
『Google、Chromeブラウザでの劣悪広告ブロック開始、仕組みを説明』
(出典:2018年2月15日 ITmedia記事より)
「Chrome」拡張機能に注意
「Chrome」ブラウザを使用するにあたり、ユーザーが気をつけなければならない事のひとつに拡張機能の問題もあります。「Chrome」にさまざまな拡張機能を付加し、自分なりにカスタマイズすることで、より便利に使いやすくなるという有難い機能なのですが、セキュリティ面でのリスクにつながる場合もあります。
最近では、クリック課金型の広告を密かにクリックすることで、開発者が利益を得られるように仕組まれた拡張機能が、なんとGoogle Chromeのウェブストアで発見されたという事例もあります。また、ダウンロード時には無害な拡張機能だったとしても、自動更新時に悪意あるものに変わってしまう可能性もあるのです。
カスペルスキーでは、拡張機能を安全に使用するための注意点を以下のように挙げています。
・拡張機能を入れ過ぎないようにしましょう。
・拡張機能は公式ストアからインストールしましょう。
・拡張機能が要求する権限に注意しましょう。
・適切なセキュリティ製品を使いましょう。
前述のGoogle側での広告対策含め、ユーザー側でもちょっとした注意とセキュリティ意識を持つことで、より便利で安全なインターネット環境が実現されていくことでしょう。
『ブラウザーの拡張機能に注意が必要な理由』
(出典:2018年2月9日 Kaspersky labより)
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