【1月第3週】若者に人気、フリマアプリ・ネットオークションの現状
最近では、若者を中心にフリーマケットアプリ・ネットオークションといったお手軽に個人売買ができるサービスが人気を博しています。通常より安価で欲しいものが手に入り、また自身の小遣いにもなるという双方のメリットがある反面、売買取引をするなかでのさまざまなトラブルになるケースもあります。
フリマアプリとネットオークション
「フリマアプリ」とは、オンライン上で出品/購入ができるフリーマケットアプリケーションです。代表的なサービスとして「メルカリ」があります。若者を中心に人気なサービスですが、最近では幅広い年齢層にも受け入れられてきているようです。
『メルカリの利用は20代以上にも広がるーMMD調査』
(出典:2018年1月16日 ケータイWatch記事より)
【メルカリ】
https://www.mercari.com/jp/
出品者側が服や小物などの商品を写真に撮り、規定の金額で出品できます。購入者側はサービス内で購入する仕組みで、お金のやりとりはメルカリが仲介します。こうしたことから、個人がスマホだけで手軽に利用できて取引に安心感があると言われています。一方で「届いた商品が偽物だった」「キズがあった」「写真と色が違っていた」など、商品受け取り後のトラブルも少なからずあります。
一方、「ヤフオク!」に代表される「オークションサイト」はフリマアプリとは違い、出品者側は商品に対して制限時間を設け、最低金額の設定からスタートが可能です。オークション(落札)形式ですので、最終金額はわかりません(金額を決めて取引するサービスもあり)。また「ヤフオク!」では非公開チャット画面で、自ら相手の住所・指名・連絡先・振込先を聞く必要があります。
※ヤフオク!にもオークション以外にフリマサービスがあります。
【ヤフオク!】
https://auctions.yahoo.co.jp
注意点と安全対策の進展
「メルカリ」では、金銭や品物のやりとりは、売り手と買い手の間に運営が仲介するかたちをとります。とはいえ、個人間の取引となるので、トラブルが発生した場合は当事者同士で解決するというのが原則です。売り手も買い手もあくまで「自己責任」という認識(リスク)で利用する必要があります。
一方、ヤフーではこれまでも昨年の11月に転売目的で入手したチケットの出品を禁止していますが、今回2018年3月1日から「ヤフオク!」では代金支払いを、原則として「Yahoo!かんたん決済」のみとすると発表しました。
1.落札者が代金の支払い手続完了
2.運営側が一時的に代金を預かる
3.落札者が商品を受け取る
4.出品者に入金される
といった流れで、フリマサービスと同じ決済の流れとなります。逆にいえば、今後出品者がこれ以外の決済を落札者に求めることは禁止されます。これは「代金を支払ったのに商品が届かない」「商品の不具合」といったトラブルを防ぐ目的と、より安全な取引を行うための施策でもあります。
こうした気軽な個人売買が盛んになる一方で、当然それに伴うリスクも存在します。フリマであれオークションであれ、より安全・安心な売買取引が行われるようサービス提供側の施策はもちろんのこと、ユーザー側もしっかりとした知識とそれぞれのメリット・デメリットを認識したうえで利用しましょう。
国民生活センター「インターネットオークション」
(出典:2017年10月27日 国民生活センターより)
ヤフオクの決済方法、「Yahoo!かんたん決済」のみに
(出典:2018年01月16日 ITmedia記事より)
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