気象予報の進化!社会課題を支援
現在、日本付近では強い冬型の気圧配置が続いており、気象庁は東日本の日本海側や山沿いを中心に大雪への警戒を呼びかけています。先週も東京および首都圏でも降雪があり、様々な影響を及ぼしました。今回はそんな状況に役立つ最新の気象関連の情報サービスをお伝えします。
「Yahoo!防災速報」に新機能
ヤフーは、スマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」(Android版/iOS版)において、Twitterに投稿された災害状況を「災害マップ」に表示する機能を追加しました。
今回追加された機能により、災害に関する写真や動画が添付されたツイートが表示されるようになりました。これにより、災害に関するツイートがどの地点のものなのか、正確な災害発生地点を把握できます。この機能を使用するには、「Yahoo!防災速報」アプリ→「マップ」→「災害マップ」を起動。ここで地図上に表示されているアイコンをタップすると、投稿内容が表示される仕組みです。「リアルタイム検索で続きを見る」をタップすると、「Yahoo!リアルタイム検索」に移動し、投稿全体を確認することもできます。
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室の「災害対応におけるSNS活用ガイドブック」によると、SNSを通じて発信される情報は、災害現場、またはその近辺からの発信である場合や、災害発生直後、場合によっては災害発生前後の時間経過に合わせて発信されることなどから、即時性を有し、現場の被害状況等を把握するための貴重な情報源であるとされています。災害時においては判断材料のひとつとして参考にするのもよいでしょう。
現在も一部地域では大雪の警戒が続いていますので、今後の気象情報などをチェックできる今回ご紹介したようなスマートフォンアプリを是非活用ください。
「Yahoo!防災速報」
ウェザーニューズ、ドローン飛行を支援
2022年は航空法が改正され、ドローンの社会利用も益々増えていくと考えられます。そんななかウェザーニューズは、ドローンや空飛ぶクルマなどの安全運航を支援する目的で、雨や雪、雲を自動判別する世界初の多周波気象レーダーシステムの開発を開始したと発表しました。このシステムにより、従来の気象レーダーが不得手としていた低高度の気象現象をより細かく観測できるといいます。
ドローンは、たとえ防滴機能があったとしても特に強い雨の中を飛行することは困難とされています。そのため、雨の強弱を把握して目的地に確実に到着するには、飛行ルート上の雲の様子を詳しく把握する必要があります。しかしながら既存の気象システムを活用しても、雲の内部を高解像度に観測することが困難とされています。そこで、今回開発する多周波気象レーターシステムでは、1つのレーダーシステムで単一周波数を利用する従来システムと異なり、複数の周波数帯を1つのレーダーシステムで利用。種類によって捉えやすい気象現象が異なる周波数帯の特性を活用し、高解像度な観測を実現するとしています。
今後増えてくるであろうドローンでの物流や災害時支援。その際、天候は非常に重要な要素です。こうした緻密な気象情報が得られれば状況に応じた飛行ルートの変更も可能なども可能になり、安全確保において非常に大きな後押しとなります。
『雪や雨などを自動判別する多周波気象レーダー開発に着手–ドローンの安全運航に向け』
(出典:2022年01月06日 CNET Japan記事より)
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