【1月第2週】世界最大級の家電見本市「CES 2020」で発表された最新技術
毎年恒例となっている、世界最大級の家電イベント「CES 2020」(1月7日〜10日)が米ラスベガスで開催されています。今後主流となってくるであろう家電技術が一同に発表される場でもあります。昨年から日本でも話題となっている5Gはもちろんのこと、8K映像技術が数多く発表されている模様ですが、今回は5Gや8K以外の最新技術をお知らせします。
Googleアシスタントがより進化
今回「CES 2020」の報道陣向け説明会において、Googleは同社が提供する「Googleアシスタント」の新機能や、同機能のプライバシー保護に関する取り組みを説明しました。この「Googleアシスタント」は、月間アクティブユーザー数は5億を超え、対応言語は30以上に拡大、90以上の国や地域で利用されているといいます。
今回はいくつか機能が追加予定とされています。一つは家電のコントロール予約機能です。これにより指定した時間に家電を稼働させることが可能となります。2つ目は家族向けの「付箋(sticky note)」機能です。ディスプレイに付箋を貼り付けることができるので家族向けのメモを文字で残せます。また、言語の読み上げ機能も強化されます。Googleアシスタントが読み上げる音声に抑揚をつけ、自然に画面上の長文テキストを音声にすることが可能となります。
また、プライバシー保護も強化することにも言及し、ウェイクアップワードを発しない限りユーザーの音声は収集されないことを今回の説明会では言及。さらに、プライバシー設定自体をGoogleアシスタントで直感的に変更でき、Googleアシスタントが音声を収集することへの問題をユーザー側が対策できることも強調しています。
こうした音声対話型プラットフォームが進化することで、今後益々身近になるスマート家電の中核として重要な役割を持つに違いありません。
『グーグル、「Googleアシスタント」の新機能を発表』
(出典:2020年1月8日 ケータイWatch記事より)
Bluetoothの新しい音声規格発表
Bluetooth技術の推進団体であるBluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は今回、次世代Bluetooth Audioである「LE Audio(LEオーディオ)」を発表しました。
Bluetoothは、イヤホン、スピーカーなどと、スマートフォン、PC、自動車機器などの音源に近距離で接続するための無線通信技術で、すでに我々の生活にも身近なものとなっています。近年同団体では、Bluetooth Low Energyで低消費電力化に集中的に取り組んでいるといいます。
今回発表した新しいオーディオ圧縮技術では、伝送する音声データ量を半分にした場合でも音質がこれまでのBluetoothオーディオ規格よりも高くなるとのことです。またもう1つの大きな変化として、1台のスマートフォンやPCなどのデバイスから、多くの受信側デバイスに音声を配信できるところにあります。
この技術が実現すればワイヤレスイヤホンの音質は向上し、バッテリー持続時間はより延長することでしょう。ちなみに「LE Audio(LEオーディオ)」は、今後2021年にかけて登場する見込みです。先のGoogleアシスタント含め5Gなどの通信技術活況などにより、2020年を境により便利で近未来的な生活が実現しそうですね。
『Bluetoothの新しい音声規格「LEオーディオ」、CESで発表』
(出典:2020年01月08日 CNET Japan記事より)
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