【12月第1週】情報セキュリティ/モラルの指導・学習のオススメ教材
インターネット環境をとりまく情報モラル教育や、サイバー攻撃から大事な情報を守るためのセキュリティ対策は年々その重要性を増しています。そのための指導対象となるのは子供から大人そして企業組織全体にまでおよび、その内容も多岐にわたり全てを教育するのは難しいのが現状です。今回そうした時に役立つ指導用教材・サービスをご紹介します。
指導者向け情報セキュリティ教材
最近は子供のSNSを起因とした事件を耳にする事が多くなりました。そうしたデジタル・ネイティブ世代に対し、モラルやセキュリティについて教えることは親御さんはもとより教育関係者でも頭を悩ませることが多くあります。そんななか、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティ/モラルに関する指導者向け教材の試行版を公開しました。
■インターネット安全教室 教材ダウンロード
今回公開された教材は受講対象者の理解度に合わせた内容で、小学1〜3年、小学4〜6年、中学生・高校生以上、保護者・一般に分類されています。7つのテーマに分けられた教材は「オープニングスライド」「メインスライド」「エンディングスライド」の3ファイルで構成されており、PDFやパワーポイント資料のほか、テーマによっては動画付き教材が用意されています。
事象や用語に精通していない指導者でも講義できるように、子どもたちをとりまく情報通信機器の現状や、情報モラル・セキュリティに関する情報、講義にあたっての指導ポイントや講義する上での基本的な知識について講義要領をまとめていますので、お子様に関わる方はもとより、企業における従業員指導などにも有効でしょう。
『“インターネット安全教室”指導者向けの教材をIPAが公開、小中高生や保護者など受講対象者に合わせた講義が可能に』
(出典:2019年12月3日 INTERNET Watch記事より)
企業・組織向け実践的セキュリティ学習
昨今の企業や組織を標的としたサイバー攻撃は、より複雑化・高度化・巧妙化しており、ウイルス対策ソフトなどのセキュリティ対策だけでなく「侵入を前提とした」対策も必要とされます。特にECサイトなどの顧客情報が大量流出となると重大問題に発展しかねません。
大日本印刷株式会社(DNP)と、グループ会社の株式会社サイバーナレッジアカデミー(CKA)は、従来の実践演習形式の「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRMコース)」に加え、2020年1月に、高度なサイバー攻撃の予兆を事前に検知して防御するために必要な、“脅威インテリジェンス”を活用するスキルを習得する2つのコース「サイバーインテリジェンスコース」「マルウェア解析コース」を新設すると発表しました。
■サイバーナレッジアカデミー(CKA)
今回新たに追加したコースは「演習で使う専門スキル等を掘り下げたい」「“脅威インテリジェンス”を活用する手法の知識・スキルを習得したい」といった受講者からの要望を受けたスキルアップコースです。「サイバーインテリジェントコース」では、イスラエルIAI(イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ)の訓練システム「TAME Range」環境を活用し、サイバーインテリジェンスにかかわるさまざまな知識やスキルを習得できます。「マルウェア解析コース」は、表層解析、動的解析、静的解析などのマルウェア解析手法を習得できます。
企業としては、サイバー攻撃に見舞われた際には、被害の拡大を抑えるための速やかな初動対応も重要ですが、攻撃リスクを事前に察知して対策する“脅威インテリジェンス”も有効です。企業へのサイバー攻撃は増加傾向にありますので、こうした受講により自衛をより強固なものにしてはいかがでしょうか。
『DNP、“脅威インテリジェンス”活用スキルを習得する2つのトレーニングコースを提供』
(出典:2019年12月5日 クラウド Watch記事より)
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより