【11月第2週】インターネットトラブルへの不安と対策
数々のインターネットトラブルが社会問題となっており、その被害も身近に体験している方も多いかと思います。しかし、その危険性を認識していながらもいまだにその対策を行っていない方も多く見受けられるという調査結果が発表されています。
個人情報流出には関心大も対策は不十分
内閣府は、「インターネットの安全・安心に関する世論調査(平成30年9月調査)概略版」を公開ています。【9月20日〜9月30日 18歳以上の日本国籍を有する者3,000人を対象】
この調査結果によると、「インターネットの利用に関連するトラブルで不安があること」について、「不安がある」+「どちらかといえば不安がある」と回答した人の割合は67.6%でした。その内訳としては「個人情報が流出すること」が79.6%で一番多く、次いで「詐欺などにあって、金品などを取られること」が51.7%、「子供や家族が危険な目に遭うこと」が45.2%、「SNSやブログなどで誹謗中傷を受けること」が36.6%となっています。やはり個人情報の問題には関心があるようです。
また、「インターネットのトラブルに関連した言葉の見聞」に関する質問では、「コンピューターウイルス」74.5%ですが、「ネットいじめ」が71.2%と非常に高い数値で2位にあがりました。「偽の電子メールによる個人情報の流出」56.4%、「わいせつな画像を要求される自画撮り被害」56.2%も過半数でした。
その一方で、「インターネットを安全・安心に利用するために、何らかの対策を行っていますか」という質問に対し、「行っている」と回答したのは19.7%でまだまだ対策不足が見受けられます。対策を行っていない理由としては「何を行ってよいかわからない」が60.1%と最も多くあがっています。
『「インターネットの安全・安心に関する世論調査」の概要』
(出典:2018年11月9日 内閣府「世論調査」より)
フリーWi-Fiの危険認識はまだ3分の1
前項でインターネットの安全対策不足が課題として見えてきましたが、個人情報流出などのサイバー犯罪につながるもののひとつにフリーWi-Fiがあります。セキュリティ企業のAvastは、日本のインターネットユーザー4263人を対象に行った調査結果を発表しました。
この中で、フリーWi-Fi日本のインターネットユーザーの約3分の1(29.3%)は公共エリアでの安全性が確保されていない無料のWi-Fiアクセスポイントに接続しているということがわかりました。その無料のWi-Fiを利用しているユーザーの86.8%は、パスワードを要求されないネットワークへの接続はセキュリティのリスクがあることを認識していながら利用しているといいます。
同社では、オープンなWi-Fiに接続すると、接続した機器の訪問先サイトなどの情報が同じネットワーク接続した第三者からも見える状態になるといい、サイバー犯罪者は、既存の公共Wi-Fiへの接続で送信されるトラフィックをスキャンするほか、一般ユーザーが利用しそうな名前を付けた偽の無料Wi-Fiスポットを作成できると説明しています。
このように外でWi-Fiを利用する際は、身元の判明しているアクセスポイントに接続することはもちろんのこと、無料のWi-Fiを利用する場合は常にVPNを利用することをおすすめします。
『ユーザーの約3分の1が安全でないフリーWi-Fiを利用、Avastの調査』
(出典:2018年11月16日 ケータイWatchニュースより)
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