【10月第5週】セキュリティ関連ニュース。IoT機器へのサイバー攻撃
最近話題にのぼったセキュリティ関連のニュースを取り上げます。
今週は、いま注目を集めるIoT機器のサイバー攻撃が発生し
多くの課題点を私たちに示した1週間でした。
身近な家電製品や日常生活での必需品である車などが
ITと結びついて便利になればなるほど各々の
セキュリティ対策を行う必要も自ずと増えます。
普及した後に一つ一つ問題を対処するのではなく
今から課題点や対策について議論を深めていきたいですね。
テレビにおけるサイバー攻撃
「テレビにもサイバー攻撃 画面が停止し「罰金払え」の画面 国内300件以上ウイルス検知」
(2016年10月31日ITmedia記事より)
インターネットに接続する機能がついた「スマートテレビ」の
画面に、金銭を要求するような脅迫文が表示される新種ウィルスが
日本国内で今年に入り300件以上検出されました。
音楽やゲームをダウンロードした際に感染する可能性が
高いとされ、復旧には初期化をしなければなりません。
実際に複数の被害も報告されているので、突然テレビに
金銭を要求する画面が現れても絶対に支払わないよう注意が必要です。
カメラにおけるサイバー攻撃
「カメラ乗っ取りサイバー攻撃か」
(2016年11月3日 NHK NEWS WEB記事より)
10月に発生した大規模なサイバー攻撃による障害。
監視カメラを乗っ取る新種のウィルスが原因だったとわかりました。
このようにカメラは乗っ取られて盗撮されるだけでなく、
サイバー攻撃の加害者となるケースも増えると考えられます。
今後のIoT製品におけるサイバー攻撃への対策
「スマート家電が犯罪の道具に? サイバー攻撃に悪用拡大 日本国内発生も「時間の問題」」
(2016年11月4日産経ニュース記事より)
家電がサイバー攻撃で悪用されたのは一昨年くらい前から。
パソコンよりもセキュリティーが脆弱であることを狙った
ウィルスが登場していますが、家電業界はパソコン業界ほど
セキュリティー対策の重要性について理解が進んでいないとのこと。
IoT製品が増えるにつれて個人情報が流出するだけでなく、
車など身体を預ける製品は命に関わるケースにも繋がりかねません。
今後IoTのサイバー攻撃はどのようなケースが想定されるのか
どのように対処が可能なのか。ITリテラシーの低い方に向けて
IoT製品の利用をどのように進めていくか。
誰がセキュリティ対策の説明をするのか、買替え時はいつなのか、
緊急の場合はどこに連絡をすればいいのか。
様々な課題点が浮かび上がりますが、実態調査など
業界の枠を超えて具体的に進めていく必要がありそうです。
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今週も「IT・保守サポートの日誌」をお読みいただき、
ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより