【10月第4週】最新サイバー犯罪事情〜詐欺サイト(業者)対策
最近、正規業者を装った詐欺サイトやサービスの被害が増加しています。さらに各ユーザーニーズやシーズンに合わせた犯行などその手口もより巧妙になり、被害にあっていることに気づきにくい場合も少なくありません。これからの時期に向けてのサイバー犯罪傾向をご紹介します。
11月〜1月のネットショッピングには注意!
インターネットショッピングにおいて、商品を購入したものの「いつまでたっても商品が届かない」「偽物が届いた」「事業者に連絡しても返事がない」といったトラブルは度々聞かれます。これらはいわゆる詐欺サイトと言われるものですが、独立行政法人国民生活センターは、これからの時期に冬物の「衣服・履物」の詐欺・模倣品サイトが増加傾向にあるとして注意を呼びかけています。
同センターでは、近年は日本の消費者が冬物の衣服・履物(ダウンジャケットやブーツ等)を購入する時期にあわせて、詐欺・模倣品サイトが登場してくるケースが多くなっており、詐欺・模倣品トラブルが冬季(11月〜1月)に集中して発生する傾向があるという報告を発表しました。詐欺・模倣品トラブルの月別件数を見ると、確かに当該月(11月〜1月)が突出してトラブル件数が増えていることがわかります。
同センターでは、詐欺・模倣品サイトかどうかを見分ける方法として以下チェックポイントを紹介しています。
・サイト内の情報を確認する。
・サーバ情報を調べられるサイトで、当該サイト・サーバの情報を確認する。
・インターネット上の当該サイトに関するトラブル情報を確認する。
・当該サイトの運営事業者へ事前に問い合わせを行い、返信内容等を確認する。
また、近年では簡単には見分けることができない詐欺・模倣品サイトが多くなっています。さらに、割引率を一定程度に抑えるサイトも見られるようになってきました。「大幅な割引」をしないことによって消費者を信頼させようとしている傾向にもありますので、今後はより慎重なネットショッピング利用が必要です。
『冬物の「衣服・履物」の詐欺・模倣品サイトに注意!』
(出典:2018年10月23日 独立行政法人国民生活センターより)
不正トラベルの実態
窃取されたクレジットカード情報が不正決済に利用される事例はいままでにも発生していますが、近年、窃取されたクレジットカード情報が旅行サービス(宿泊施設、航空券、テーマパークのチケット等)の不正購入に利用される不正トラベルが多く見られているとして日本サイバー犯罪対策センター(JC3)が注意を呼びかけています。
インターネット上または口コミなどで自称旅行代理店と称した犯人(グループ)は、旅行者から宿泊等の旅行の申込を受け付け、依頼された旅行の手配を各種オンライン旅行サービスで行う際、窃取したクレジットカード情報を使用して決済を行うという手口での犯行を行います。この犯行は、実際に一般旅行者がいるというところが特徴です。日本語や日本文化に詳しいことや支払いの割引を主張することなどにより、特に、日本への旅行を計画している海外の旅行者にアピールしているとみられます。クレジットを不正利用された被害者とともに、何も知らない旅行者もトラブルに巻き込まれることになります。
同センターでは、クレジットカード情報を窃取され、犯罪者に不正利用されることのないよう、フィッシングメールやマルウェア感染などに十分注意するとともに、旅行サービスの手配を行う場合には、犯罪者の手口に巻き込まれないよう、正規のサービスを提供し、不正トラベルの排除に向けた取組を推進している旅行事業者および宿泊施設を利用するよう注意喚起をしています。
『不正トラベル対策の実施』
(出典:2018年10月18日 日本サイバー犯罪対策センターより)
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