【10月第1週】東京はボットの発信基地!お使いのPCは大丈夫ですか?
様々な迷惑メールに悩まされている企業様も少なくないかと思われます。最近では実に巧妙な内容による攻撃で、より一層の注意を払う必要があります。ただ、こうした迷惑メールはどこから発信されているかというと、実はいまお使いのパソコンが発信源になっているかもしれないのです。
知らぬ間に自分自身が加害者に?
ボットという名前を聞いたことが一度はあるかと思います。ボット(BOT)とはパソコンを遠隔操作するためのウイルスのことです。このボットに感染すると、インターネットを通じて第三者(悪意ある攻撃者)から遠隔操作できるようになるという非常に厄介なウイルスです。
攻撃者は、このボットに感染させたネットワーク上のパソコンを使って、迷惑メールの配信やサーバーへの攻撃、さらには新たな感染PCを作るための拠点として利用します。
ここで重要なのが、感染させられたパソコンが迷惑メールの発信源(攻撃元)となり、見かけ上「加害者」となってしまうことです。もちろん自身は、真の攻撃者によって遠隔操作されているのでそうした自覚はまったくないかもしれません。
東京は屈指のボット感染源?
株式会社シマンテックでは、ボットの日本国内における分布状況を把握できるウェブサイト「ボットスポット」を公開しました。これによると、日本におけるボットの割合では東京が60.92%と断トツの多さだということがわかります。
シマンテックによると、ボット感染はパソコン以外にも、タブレットやスマートフォン、ネットワークカメラなどのIoT機器、無線LANルーター、NASなども乗っ取られて、多くのオンライン犯罪や詐欺に加担させられる可能性が高いとのこと。
こうしたボットへの対策としては、例えば以下のようなものがあげられます。
・ウイルス対策ソフトの導入と定期的な最新アップデート
・OSや各種アプロケーションの最新アップデート
意図せず加害者にならないためにも日頃からの適切な情報セキュリティ対策を心がけることが重要ですね。
『日本の”ボットスポット”分布図』
(出典:シマンテック「日本の”ボットスポット”分布図」より)
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